私はマリオットボンヴォイアメックス・プレミアム(年会費82,500円)の保有者です。
もともと私は楽天ポイント派でした。でも旅が好きで、昨年は5カ国を旅行。「ポイントを日々の値引きに使う」より、「マイルに替えて飛行機に乗りたい。ラグジュアリーなホテルにポイントで泊まってみたい」——そう思うようになって、このカードに乗り換えました。
このカード、SNSでは「旅行好きなら絶対お得」と言われがちですが、保有者として正直に言います。誰が持っても得するカードではありません。年会費は高く、目玉の無料宿泊にも年間利用額の条件があり、しかも「誤解したまま申し込んで後悔する人」が多いカードです。
この記事では、基本スペックから、私が実際に受けている恩恵、そして申し込む前に知らないと後悔する「誤解あるある」まで、1本で判断できるように全部まとめます。
HARUTO少し前は「みんなにおすすめ」って言われてたカードだけど、今はどんな人が持つべきカードなの?



2025年の改定で「万人向け」の時代は終わったんだ。いまは決済を集約できて、マリオットに泊まる人のためのカードだよ。自分が当てはまるか、順番に確かめていこう
✅ この記事はこんな人におすすめ
- 年間250万円以上をカード決済に集約できる
- マリオット系ホテルに年1回以上泊まる(泊まりたい)
- マイルを効率よく貯めて旅費を浮かせたい
- 記念日や旅行で「ちょっといいホテル」を楽しみたい


【結論】いま、どんな人が持つべきカード?
- 年間250万円(通常)/400万円(プレミアム)をカードに集約できて、マリオット系ホテルに泊まる人には、年会費以上の価値を出しやすい
- 決済額が届かない人・ホテルにこだわらない人には、ただの高い年会費になる
- 2025年の改定で条件は厳しくなったが、2026年のJAL提携で新しい価値も生まれた(後述)
早見表にするとこうです。まず自分がどの行に当てはまるかだけ確認してから、読み進めてください。
| あなたの状況 | おすすめ |
|---|---|
| 年間カード利用が250万〜400万円未満 | 通常カード(34,100円) |
| 年間400万円以上を自然に使う+マリオットに複数回泊まる | プレミアム(82,500円) |
| 年間250万円未満/マリオットにほぼ泊まらない | このカード以外を検討 |
| プラチナエリート(朝食・ラウンジ)を狙いたい | プレミアム+暦年500万円決済 |
そもそもの話:マリオット?ボンヴォイ?アメックス?
初めての人向けに、登場人物を整理しておきます。ここが分かると、この後の話が一気に読みやすくなります。
マリオット・インターナショナルは、世界最大級のホテルグループです。「マリオット」という名前のホテルだけでなく、ザ・リッツ・カールトン、シェラトン、ウェスティン、Wホテルなど30以上のブランド・世界約10,000軒を傘下に持っています。日本国内にも東京・大阪から沖縄まで多数あり、「知らずに泊まっていたホテルが実はマリオット系だった」ということもよくあります。
Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)は、そのマリオットの会員プログラムの名前です。宿泊やカード利用でポイントが貯まり、年間の宿泊数などに応じて会員ランク(シルバー→ゴールド→プラチナ…)が上がっていきます。
アメリカン・エキスプレス(アメックス)は、旅行・エンタメ系の特典に強いカード会社。そのアメックスとマリオットが組んで発行しているのが、今回の主役「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード」です。つまりこれは「クレジットカードを使うほど、ホテルの世界の特典が貯まっていく」カード。楽天カードが楽天経済圏のカードであるように、これはマリオット経済圏のカードだと思えばイメージしやすいはずです。


基本:カードは2種類。スペック比較
| 項目 | 通常カード | プレミアムカード |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 34,100円 | 82,500円 |
| 家族カード | 1枚目無料 | 1枚目無料 |
| 日常利用のポイント | 100円=2pt | 100円=3pt |
| マリオット系ホテルでの利用 | 100円=5pt | 100円=6pt |
| 無料宿泊の年間利用条件 | 250万円以上+継続 | 400万円以上+継続 |
| 無料宿泊の上限 | 50,000pt(+手持ち25,000pt追加可) | 75,000pt(+手持ち25,000pt追加可) |
| エリート資格 | ゴールドエリート自動付与 | ゴールドエリート自動付与 |
| プラチナへの道 | なし | 暦年500万円利用で獲得可 |
| 宿泊実績の付与 | 5泊分/年 | 15泊分/年 |
| 海外旅行傷害保険(最高額) | 3,000万円 | 1億円 |
ホテル特典だけじゃない:アメックスとしての付帯サービス
この記事はホテル特典を中心に書いていますが、両カードともアメックス自体の付帯サービスが一通り揃っています。カード全体の価値を判断する材料として、主なものを挙げておきます。
- 旅行傷害保険(海外・国内、利用付帯)※プレミアムの方が補償が手厚い。なお2026年7月以降、海外旅行傷害保険から携行品損害の補償は終了
- 空港ラウンジ(国内主要空港+ホノルル、同伴者1名まで無料)
- 各種プロテクション(ショッピング・プロテクション、オンライン・プロテクションなど購入品や不正利用への補償)
- 空港サービス(手荷物無料宅配など)や海外での日本語サポート(オーバーシーズ・アシスト)
補償額や適用条件はカードの種類で異なり、改定もあります。保険を重視する人は、申し込み前にアメックス公式の補償規定を確認してください。
※ポイント付与率は利用先により異なり、一部対象外・減額があります。最新条件は必ず公式サイトで確認してください。
どうやったら無料宿泊特典がもらえるの?



年会費さえ払えば、毎年タダで1泊できるんでしょ?



それが最大の誤解だよ。年間250万円か400万円の決済を達成して、カードを継続して、はじめてもらえるんだ
月あたりに直すと、通常カードで約20.8万円、プレミアムで約33.3万円。家賃・光熱費・食費・旅行代金を集約できるかが最初の分かれ目です。まず自分の年間カード利用額を確認する——これが申し込み前の最重要チェックです。
| 目標 | 年間利用額 | 月あたりの目安 |
|---|---|---|
| 通常カードの無料宿泊 | 250万円 | 約20.8万円 |
| プレミアムの無料宿泊 | 400万円 | 約33.3万円 |
| プレミアムのプラチナ資格 | 500万円 | 約41.7万円 |
さらに見落としがちな注意がふたつ。①無料宿泊は「継続特典」なので初年度はもらえない(2年目以降のお楽しみ)。②年会費の支払いは決済実績にカウントされない。そして③条件を達成しても即付与ではない。2年目以降の年会費を期日までに支払った後、年会費請求から1〜2か月後を目途に付与されます。この3つ、公式の細かい字を読まないと気づけません。



え、1年目はもらえないの!?



継続特典だからね。1年目は入会キャンペーンのポイント、2年目から無料宿泊、という時間割だよ
ここで整理しておきたいのが、「無料宿泊の決済実績に入るか」と「ポイントが付くか」は別々のカウントだという点です。具体例で見るとこうなります。
| 支払いの例 | 決済実績(250万/400万円) | ポイント付与 |
|---|---|---|
| 新幹線・飛行機のチケット、日々の買い物 | ○ カウントされる | ○ 満額(100円=3pt) |
| 税金・公金(国税・住民税・年金など) | ○ カウントされる | △ 減額(例:200円=1pt)+国税は年間上限あり |
| 事業用の決済 | 要確認(改定で扱い変更) | × 対象外(2025年改定) |
| 電子マネー・プリペイドへのチャージ | 要確認 | × 対象外が多い |
| 年会費などアメックスへの支払い | × 入らない | × 付かない |
つまり「税金をこのカードで払う」のは、ポイント的には損でも、無料宿泊の決済条件を埋める手段としては有効ということ。逆に新幹線や旅行代金のような通常決済は両方に満額効くので、大きな出費ほどこのカードに寄せる価値があります。決済条件ギリギリを狙う人は、この2列の違いを頭に入れて計画してください(最新の対象条件はアメックス公式の規定で確認を)。
保有者として実感している価値
スペックの話だけだと他のサイトと同じなので、私が実際に感じている恩恵を書きます。
① ゴールドエリートの「14時チェックアウト」が旅を変える
カードを持つだけでマリオットのゴールドエリート会員になれます。正直、客室アップグレードは空室次第で確実ではありません。でも私の場合、レイトチェックアウト(14時まで)はほぼ毎回使えています。ただしこれは空室状況による特典で、保証ではありません(混雑期は難しいこともあります)。旅の最終日が「朝バタバタ荷造りする日」から「午前中も遊んでホテルでシャワーを浴びてから帰る日」に変わる。私はこれだけで持つ意味があると感じています。
② 2026年、JAL提携で「持っているだけの価値」が上がった
2026年7月に始まったマリオット×JALの提携で、アカウントを連携するだけでJALのFLY ONポイントが毎年もらえるようになりました。ゴールドエリートなら年10,000ポイント。私は連携した当日に10,000ポイントが付与されました。JALの上級会員を目指す人には、年会費の新しい回収材料です。





しかも今年からJALのポイントまでもらえるようになったんでしょ!



そう、連携した当日に10,000ポイント入ったよ。仕組みは上の記事で全部説明してる
③ ポイントの三重取りと、マイルへの出口
マリオット系ホテルでは「宿泊ポイント+エリートボーナス25%+カード決済6%」の三重取りになります。貯めたポイントはホテル宿泊のほか、JAL・ANA含む40社以上のマイルに交換可能(3pt=1マイル、60,000ptまとめて移行で25,000マイル相当)。ホテルにもマイルにも逃がせる柔軟さは、このカード最大の強みです。
知る人ぞ知る活用テク7選——ここからが本当のお得
スペック表には載らない、このカードの「本当の旨味」がここからです。マイル・ポイント界隈では常識でも、初めての人はまず知らないテクを7つ。
① マイル移行は「60,000ポイント単位」が鉄則。ユナイテッドはさらに上乗せ
マリオットポイントは3pt=1マイルでJAL・ANA含む40社以上に移行できますが、60,000ptをまとめて移行すると5,000マイルのボーナスが付き、60,000pt→25,000マイルになります。細かく移行するのは損で、必ず60,000pt単位で。
さらに、ユナイテッド航空は優先パートナーで、公式案内では60,000ptの移行ごとに10,000ボーナスマイルが上乗せされます。ユナイテッドのマイルはANAと同じスターアライアンスの特典航空券に使えるため、「マリオットpt→ユナイテッド経由でANA便に乗る」は知る人ぞ知る高レートルートです(条件は移行前に公式で要確認)。
② ポイント宿泊は「5泊目無料」——4泊分で5泊できる
同一ホテルをポイントで5連泊予約すると、必要ポイントが最も少ない1泊分が無料になります(Stay 5, Pay 4)。無料宿泊特典や現金泊を組み合わせた予約は対象外になることがあるため、予約画面での確認は忘れずに。長期滞在ほどポイント価値が実質2割増しになる仕組みで、ハワイやモルディブのようなリゾート滞在でこそ真価を発揮します。
③ ポイント価格は変動制——「安い日」を狙えば価値が跳ね上がる
必要ポイントは日程で変動します。閑散期や平日は同じ部屋が驚くほど少ないポイントで出ていることがあり、オフピーク狙いなら1pt=1円超えも十分可能。逆に現金が安い日はポイントを温存。「現金価格÷必要pt」を予約のたびに計算するだけで、年間の獲得価値が大きく変わります。ポイントと現金を組み合わせる「キャッシュ+ポイント」枠が出ているホテルもあります。
④ プラチナに上がると世界が変わる(16時チェックアウト・朝食・ラウンジ)
プレミアムで暦年500万円を決済するとプラチナエリートに到達。ゴールドとの差は歴然で、レイトチェックアウトは16時まで延び、対象ホテルで朝食無料・ラウンジ利用・スイート含むアップグレード対象になります。※朝食やラウンジの内容・対象可否はブランドやホテルによって異なり、ラウンジ自体がない施設や16時チェックアウトに例外のあるブランドもあります。決済を集約できる人は、ここを目指す価値があります。
⑤ 家族カードは「決済条件の相棒」——1枚目無料は必ず使う
家族カードは1枚目が無料で、家族の利用額はすべて本会員の決済実績に合算されます。つまり、年250万/400万円の無料宿泊条件を世帯の支出で達成できるようになる。獲得ポイントも本会員のマリオットアカウントに集約されるので、分散せず一箇所に貯まっていきます。発行しない理由がない特典です。
| 家族カード年会費 | 通常カード | プレミアムカード |
|---|---|---|
| 1枚目 | 無料 | 無料 |
| 2枚目以降(1枚あたり) | 17,050円(税込) | 41,250円(税込) |
ただし注意点はここでも。無料宿泊とゴールドエリート資格が付くのは本会員だけで、家族カード会員自身には付きません。エリート資格取得用の宿泊実績も同様です。家族もエリート資格が欲しい場合は、それぞれ本会員として持つ必要があります。
⑥ リッツ・カールトン/セントレジスで使える「100米ドルクレジット」
意外と知られていない特典がこれ。ザ・リッツ・カールトンまたはセントレジスの対象ホテルに専用プランで2連泊以上すると、100米ドル(約1.5万円相当)のプロパティクレジットが付きます。ホテル内のレストランやスパで使えるので、「記念日の2連泊に、ディナー代が実質付いてくる」イメージです。通常カード・プレミアムカードどちらも対象です。
ただし条件は細かいので、ここは正確に押さえてください。
- マリオット公式サイトまたはカスタマーセンターから「専用プラン」で予約(通常の宿泊プランは対象外)
- チェックアウト時にこのカードで支払うことが条件
- 室料・税金・サービス料・チップには充当できない(レストラン・スパなどの館内利用向け)
- 未使用分の返金・繰り越しは不可。家族カード会員は対象外
- 専用プランが最安料金とは限らないので、差額とクレジット額(約1.5万円)の比較を
⑦ 目標を決めて貯める——私の場合は「モルディブ」
最後はテクというより、いちばん大事な話。ポイントは「なんとなく貯める」と改悪リスクに晒されるだけなので、使い道の目標を先に決めるのが正解です。
私の目標はモルディブの水上ヴィラです。実勢1泊10万円を超える世界ですが、マリオット系リゾート(W・JWマリオット・ウェスティンなど)ならポイント宿泊が可能で、②の5泊目無料と組み合わせれば4泊分のポイントで5連泊。現金では手が出ない滞在が、日々の決済の積み重ねで現実になる——これがこのカードで一番夢のある使い方だと思っています。



モルディブ!?それ、本当にポイントで届くの?



決済を集約すれば数年計画で現実的だよ。目標が決まってるポイ活は強い。「何のために貯めるか」が明確だと、日々の支払いの意味が変わるからね
無料宿泊とポイントの「上手な使い先」の考え方
このカードの満足度は、最後は「ポイントと無料宿泊をどこで使うか」で決まります。判断の物差しはひとつだけです。
1ポイントの価値 = その日の現金価格 ÷ 必要ポイント数
たとえば現金5万円の部屋が60,000ptなら1pt≒0.83円で「良い使い方」。現金2.5万円の部屋に50,000pt使うと0.5円で「もったいない使い方」。0.7円以上を目安に、繁忙期・週末・都市部の高級ホテルほどポイント利用が有利になる傾向があります。逆に平日の安い日は現金で払い、ポイントは温存が正解です。
無料宿泊(プレミアム上限75,000pt+手持ち25,000pt追加で最大100,000pt)は、この物差しで見ると「普段なら泊まらない1泊5万円超のホテルの繁忙期」にぶつけるのが最も価値が出ます。記念日・誕生日・連休の予約が取りにくい日ほど、この特典は輝きます。私も次の無料宿泊は、普段は手が出ないクラスのホテルに照準を合わせています。
注意点として、無料宿泊には有効期限があり、原則延長できません。特典が付与されたらすぐ「いつ・どこで使うか」を決める——これが失効させないコツです。行きたい日程の特典在庫は早めに埋まるので、付与→即予約が鉄則です。



貯めたポイント、なんとなく取っておきたくなるんだよね…



ポイントは貯めるほど改悪リスクに晒されるからね。「貯める」より「使う予定を先に決める」が正解だよ


【本題】誤解あるある12選——申し込む前にここだけは
カード系の発信を見ていると、視聴者・読者が誤解しやすいポイントは毎回同じです。保有者として、全部まとめて訂正しておきます。
- 「年会費を払えば無料宿泊がもらえる」→ 誤解。年250万/400万円の決済+継続が条件
- 「初年度から無料宿泊がある」→ ない。継続特典なので2年目から
- 「年会費の支払いも決済実績に入る」→ 入らない
- 「年150万円で無料宿泊」→ 旧情報。2025年改定前の条件がネットに残っているので注意
- 「ゴールドエリートなら朝食無料・ラウンジ利用可」→ 原則プラチナから。ゴールドは14時チェックアウトと25%ボーナスが主役
- 「アップグレードは毎回スイート」→ 空室次第。ゴールドはスイート原則対象外
- 「ポイントで請求額を支払える」→ できない。使い道はホテルかマイルが基本
- 「1ポイント=1円」→ 変動制。使い方次第で0.5円にも1円超にもなる
- 「空港ラウンジ=プライオリティ・パス」→ 違う。付くのは国内主要空港のカードラウンジ(同伴1名無料)
- 「税金や公共料金でもフルにポイントが付く」→ 付与率が下がる・対象外の支払いがある(無料宿泊の決済実績とポイント付与は別カウントな点にも注意)
- 「家族カードにも無料宿泊とゴールドが付く」→ 付かない。特典は基本カード会員のみ(利用額の合算はできる)
- 「海外旅行保険は持ってるだけで完璧」→ 利用付帯が基本+2026年7月から携行品損害の補償が終了。カメラやスマホは別の備えを



……半分くらい誤解してた。危なかった〜



この12個を知ってから申し込む人と、知らずに申し込む人で、満足度が全然違うんだよ
デメリットも正直に
- 年会費が高い。特にプレミアムの82,500円は、条件を達成できないなら回収困難
- 決済条件のハードルが上がった。2025年改定で無料宿泊400万円・プラチナ500万円に
- 管理項目が多い。無料宿泊の集計期間(入会日起点)とプラチナの集計期間(暦年)が違う等、把握することが多い
- 海外決済の手数料は3.5%。海外利用メインなら手数料の安いカードの併用を
- マリオットに泊まらない人には価値が出ない。ポイントの出口がホテルとマイルに寄っているため
- 改悪リスクと付き合うカード。2025年の改定のように条件は変わる。「今の条件で元が取れるか」を毎年見直す前提で
- マリオットポイント自体にも有効期限がある。24カ月間ポイントの獲得・利用が一度もないと失効の可能性(カードを使い続けていれば実質延長されるが、解約後や長期放置は要注意)。移行や宿泊利用の前に残高と期限の確認を
特に注意:ポイントが付かない・減る支払いは意外と多い
「全部の支払いで3%貯まる」と思っていると、獲得ポイントの見積もりが大きく狂います。代表的なのはこのあたりです。
- 税金・公金系(国税・地方税・年金・NHKなど):ポイント付与率が下がる(アメックスは対象加盟店で200円=1ポイント等の減額運用)。国税は年間の対象上限もあり
- 事業用の決済:2025年の改定でポイント加算の対象外に。個人事業の経費決済をこのカードに集約している人は要注意
- 電子マネーやプリペイドへのチャージ:多くが付与対象外
- 年会費などアメックスへの支払い:ポイントも付かず、無料宿泊の決済実績にも入らない
- 寄付・金券類など:対象外や減額の場合あり
なお、決済実績とポイント付与の「二重判定」の詳しい仕組みは、無料宿泊の章に載せた表のとおりです。
元が取れるかの計算式(実例つき)



で、結局、元は取れるの?



「取れる人の条件」がはっきりしてるカードなんだ。自分の数字で計算してみよう
プレミアムを例に、年間400万円を決済した場合で概算します。
- 決済ポイント:400万円÷100円×3pt=120,000pt(税金等の減額分を引いて実際は10万pt前後を想定)
- 無料宿泊:75,000ptまでのホテルに1泊。実勢価格で3.5万〜6万円相当(手持ちポイント追加で最大10万ptのホテルも可)
- JAL提携のFOP:ゴールドで年10,000FOP(JALに乗る人には実質的価値)
- ゴールドエリート特典:レイトチェックアウト・25%ボーナス(泊まる回数だけ効く)
ポイントの価値を1pt=0.7円と控えめに見ても、10万pt≒7万円相当+無料宿泊4〜5万円で、年会費82,500円は「400万円を自然に集約できてマリオットに年1回以上泊まる人」なら十分回収圏内です。逆に決済が250万円に届かない人は、そもそも通常カードでも無料宿泊が取れないので、他のカードを検討したほうが幸せになれます。
※「元を取るために無理に使う」のは本末転倒です。あくまで今の支出を集約する前提で計算してください。


申し込み前チェックリスト
- □ 過去1年のカード利用額を確認した(250万/400万円に自然に届くか)
- □ 無料宿泊は初年度なし・継続特典と理解している
- □ ゴールドエリートに朝食・ラウンジが付かないと知っている
- □ ポイントの使い道(ホテル or マイル)のイメージがある
- □ マリオット系列に年1回以上泊まる予定がある
- □ 年会費が生活費・貯蓄を圧迫しない
- □ 入会キャンペーンの条件と期限を申込画面で確認した
よくある質問
Q. 入会キャンペーンはどこから申し込むのがお得?
時期や経路で条件が変わります(2026年7月時点では通常カード合計45,000pt・プレミアム合計95,000ptの案内例あり)。必ず申込画面に表示される条件・期限・過去保有者の除外規定を確認してください。なお紹介プログラムはブログやSNS経由での利用が規約で制限されているため、当サイトでは紹介リンクを掲載していません。公式サイトからの申し込みが確実です。特に対象外になりやすいのは次のケースです。
- 過去に同カードの保有・解約歴がある場合
- 通常→プレミアムなど切り替えは新規入会特典の対象外になる場合がある
- 年会費・各種手数料・返品分は利用条件の金額に算入されない場合がある(達成期限にも注意)
- 支払い遅延や、ポイント付与前の解約で特典を受け取れないことがある
Q. 無料宿泊はどのホテルでも使える?
必要ポイントが上限内で、特典在庫がある日に限られます。週末や連休は必要ポイントが上がることも。日程に柔軟性がある人ほど活用しやすい特典です。
Q. SPGアメックスとは違うカード?
前身が旧SPGアメックスで、2022年に現在の2種体制になりました。ネット上の古い記事は旧条件のままのことが多いので、情報の日付を必ず確認してください。
Q. 解約や切り替えのタイミングは?
無料宿泊は継続(年会費支払い)とセットなので、解約前に「特典が付与済みか・使い切ったか」を確認してから。プレミアム→通常への切り替えでは決済実績が引き継がれない点にも注意です。
Q. 家族カードは作るべき?
1枚目無料で、利用額が本会員に合算されるので決済条件の達成には有効です。ただし家族カード自体に無料宿泊やゴールドエリートは付きません。
まとめ:豪華さではなく「使い切れるか」で決める
マリオットアメックスは、条件を満たせる人には「旅の質が一段上がる相棒」、満たせない人には「高い年会費」——それがすべてです。
判断基準はシンプルで、①年間利用額が条件に自然に届くか、②マリオット系に泊まる機会があるか、③誤解あるある12選を理解したか。この3つにYESなら、私は保有者として自信を持っておすすめします。



豪華な特典に惹かれて決めるんじゃなくて、「自分の暮らしで使い切れるか」で決めるんだよ



私は……400万円、家賃と旅行を集約すれば届きそう。2年目の無料宿泊が楽しみになってきた
JAL提携でこのカードの価値がどう変わったかは、こちらの記事でどうぞ。


※本記事は2026年7月時点の公式情報と保有者としての体験に基づきます。年会費・特典・キャンペーンは変更されることがあります。申し込み前に必ずアメリカン・エキスプレス公式サイトで最新条件をご確認ください。

